2005年12月、思潮社から刊行された恩田侑布子(1956~)の第2句集。装幀は芦澤泰偉。著者は静岡市生まれ、刊行時の住所は静岡市葵区。
『振り返る馬』は、二〇〇〇年上木の『イワンの馬鹿の恋』以降、二〇〇五年夏までの四〇六句を収める第二句集である。
この間、父母の死を含め、ずいぶんとさまざまなことがあった。その中で俳句をつくる時間をもてたことは幸福であった。俳句はなにものかに塞がれようとする心を開放してくれた。いままでもそうだったが、これからも一句一句の中で生き切りたいと願っている。言葉が事象のついたてにならぬよう、自分を叱り飛ばしていきたい。
(「あとがき」より)
目次
- 青磁双魚
- 星枕
- 白光 父母哀傷
- 草月夜
- 碧桃
- 無絃琴
あとがき
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