1981年1月、国文社から刊行された上田静栄(1898~)の歌文集。題字は保田與重郎、カットは加藤沙和子。著者は大阪生まれ。田村俊子の内弟子。林芙美子と「二人」を刊行。本著書刊行時の住所は横浜市港北区。
目次
序文 保田與重郎
Ⅰ短歌
- 星霜 六十三首
- 古き匣(てばこ)より 二十九首
- をりふしに 二百三十六首
Ⅱ随想
- 蘆花恒春園他
- 明るい時をもとめて
- 高村光太郎「道程」
- 観世舞台にて
- 詩人と悟性
- 深大寺を訪へる日
- 「をんな旅」森三千代
- 嗚呼 萩原朔太郎
- 林芙美子の本郷時代
- 蝸牛人間
- 北園克衛詩集「ガラスの口髭」
- 春のをどりをみた日
- 「青い翼」のあとがき
- 機械の中の愛情
- 映画随想
- 女性詩人として
- 美しき思ひ出の人びと
- 落葉のころ
- こころの押花
- 大相撲春場所
- 家探し
- 大相撲初場所
- 春の雨
- まどかづら
- オリンピックの日に
- パカの夢のお話
- 本のこころ
- 日本の美
- 男女のお話
- ファンの心理
- 病棟記
- 哀記
- 「上田静栄詩集」あとがき
- ひとつの出会ひ「棟方画伯の板画」
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刊行書一覧
あとがき