
2024年11月、書肆子午線から刊行された藤田文江(1908~1933)の全集。編集は谷口哲郎(1966~)、装幀は稲川方人。
目次
・詩集 夜の聲
- 自序
- 夜の聲
- 黒いショールの女
- 誘惑
- 逝く夏
- 島!
- 或る手紙
- 秋
- 五月の竹林にて
- 遥かなる小守唄(ララバイ)
- 疾む
- 疾む
- 信ずる
- 時雨の中
- 若葉の頃
- 若葉の頃
- 若葉の頃
- 泣いてゐるこども
- 水の上
- 鬱
- 憎悪
- 墓碑銘
- 荒淫の果ての孤独祭
- おのれに就いて
- 減
- 日の中をゆく人
- 一輪車
- 一輪車
- 暁の陸
- 満潮
- 断片
- 病體
- 桟橋にて
- 北の窓
- 拒絶
- 棹さす
- 物語りの序曲
- 無題
- 風に病む午前の日誌
・詩集未収録詩篇
- 寂しい道
- 寂日放歌
- 病間録から
- 針
- 秋風嶺
- 私は――〝詩にはあらざる"
- 〝詩にはあらざる"の一部
- 物語の序曲
- 出発する!
- 木枯のやうに寂しい
- ヂヤパン!
- 詩と生活
- 休火山
- 香を焚く夜
- まひる
- 河
- 梅ひらく月の夜
- 紫陽花のにほふ町
- 音信に代へて――親しき詩友へ――
- 美
- 八月三日
- 俄雨
- 何処か見知らぬ辻公園で
- 無題(自嘲的な思ひ出)
- 独語
- ゲーリー・クーパー
- 羞かしい日暮
- 日本婦人を讃える歌(受賞作)
- 日本婦人を讃ふる歌
- 春の帯
- 神
- 新しい春
- 海 (垂水丸にて)
・散文
- 「返信」という詩についての評
- 薩摩より
- 詩誌『鬣』同人間批評
- 1 『鬣』創刊号から
- 2 『鬣7』の細川基の詩について
- 3 『鬣』同人への言葉
- 消息の片
- 側面から見たる永瀬清子論
- 『女人詩』三月号に対する言葉
- 裸馬雑話
- 感想に代へて
- 其片影
- 詩集「瀧」の読後に
・書簡
- 「くれなゐ」同人宛
吉満紅陽記者宛
間野捷魯宛
- 1 一九三一(昭和六)年五月二十三日
- 2 日付不明
- 3 日付不明
丸山豊宛
- 1 一九三一(昭和六)年五月二十五日
- 2 一九三二 (昭和七年七月七日
佐々木茂世宛
- 1 一九三一(昭和六)年五月三十日
- 2 一九三一 (昭和六)年八月三日
- 3 一九三一(昭和六)年九月三十日
- 4 一九三一 (昭和六)年十一月十日
- 5 一九三二 (昭和七年六月三日
方等みゆき宛
- 藤田文江姉の訃
- 1 一九三二 (昭和七年四月十五日
- 2 一九三二 (昭和七年五月十七日夜
- 3 一九三二 (昭和七年六月二十四日
- 4 一九三二 (昭和七年七月十五日 2
- 5 一九三三 (昭和八年四月八日 20
- 岡本彌太 「藤田文江君」より
- 永瀬清子 「二人の女人――藤田文江の死――」
年譜
作品年譜
初出一覧
藤田文江関連一次資料
藤田文江関連二次資料
特別資料 林山鈴子インタビュー
解説 谷口哲郎
藤田文江詩集『夜の聲』、未収録詩篇について――戦争の地震計としての詩
補遺 藤田文江異聞Ⅰ 未収録詩篇を中心に
――歌詞 『日本婦人を讃える歌」と同時代への距離感
補遺 藤田文江異聞Ⅱ「戦前」の日本語における植民地朝鮮の「ポプラ」 (表象) 批判
――満州・朝鮮旅行の藤田文江の幻の詩篇「秋風嶺」
あとがき
凡例
著者略歴/編者略歴