2022-04-01から1日間の記事一覧

アンリ・ルソーの絵のなかへ 見えなくなる一日 山内清詩集

1978年5月、私家版として刊行された山内清の第6詩集。刊行時の著者の住所は大阪府高石市。 心臓をしめつけてくる苦しい会話が毎日つづく・自分ではどうにもできない自分と他人と日常へ向けて――したたかなたんかをきりたいために――私は詩を書いているのかも知…

津軽<明朝舎>101発 村上善男

1992年3月、北方新社から刊行さrた村上善男(1933~2006)のエッセイ集。写真は筆者。著者は盛岡生まれ。 この小冊は、ここ三、四年に渡って、画業のかたわら各誌・紙に寄せたエッセイをまとめたものである。前著の続編というよりは、並列の作業として見て…

交叉点をめぐる緒論 小林俊次詩集

1984年7月、銀河書房から刊行された小林俊次(1949~)の第1詩集。著者は山形市生まれ、刊行時の住所は葛飾区。 目次 Ⅰ 死に絶えた<わたし> 身体の諸器官は Kに関する挿話 喉から空洞へ(あるいは空洞から喉へ) 浮遊する眼 島 皮膚の河 最後の言葉 Ⅱ 影 …