1949年9月、河野醫院から刊行された河野進(1904~1990)の第4詩集。『十字架を建てる』『病床の祝祭』『母に捧げむ』からの抜粋を含む。
目次
序 光田建輔
序 賀川豊彦
Ⅰ 祈
- 祈の塔
- 朝と夕
- 悔
- 天國
- 傍受
- 開かれた門
- まだ祈が
- 神の刑罸
- 大それた願望
- 證據
- 死と祈
- 寶座に近く
- 徒勞
- おやすみ下さい
- 陽と香
- 天國へ行つて
- 謙遜
- 洗禮
- 文字
- 天國には
- 最大の竒跡
- 廢墟
- 殺人者
- 同律
- つながれば
- 正直にいつて
- 兄弟
- 心の平和
- 失望なき祈
- 祈祷會の司會者
- 祈祷會にて
- 昨日も今日も
Ⅱ病床の花束
- 病床にて
- カリエス
- 恩寵を見る
- 病みても
- 異變なし
- 足らざるなし
- 天使
- 病氣の祈
- 寬容
- 病み人ならじ
- 榮光のためならば
- 返禮
- 裏切り
- 豫告
- 旅人
- 旅愁
- 恩寵無限
- 今宵の祈
- 竒跡
- 港
- 幾日經たるか
- 數えがたし
- 病まなければ
- 病友
- 病床の訪客
- 神の病
Ⅲ 童幼譜
- 笑
- 步み初め
- たづねる
- お餠のような
- 天國の饗宴
- 抗議
- さいそく
- こだま
- 誕生日
- 美知
- 主よ信ず
- 小さい訪客
- 忘れよ忘れよ
- 食前の感謝
- 先生と猫の毛
- 汽車
- 來客
- 案内人
- 嬰兒の手
- 遍路と案山子
- 寢顏
- けんか
- 悔い
- 梨の芯
- けが
- 同行二人
iiii 恩寵無限
- 嘉信
- 手袋
- アシシのフランシス
- ジャンジャック・ルウソォ
- ジョン・ラスキン
- ウイテンさん
- デンマークの農家
- あがない
- 御心をなさせ給え
- こだま
- 朝のあいさつ
- 虹
- 最大の恩寵
- 天かける
- あいさつ
- 降誕節
- むくい
- 足跡
- 負つてみると
- 嵐の前
- 道に他ならず
- 基督者の責任
- 悔改を
- 信號
- 輝かしい報告
- 足を踏まれて
- 同じく
- 雪の道
- 義務と使命
- 挽歌
Ⅴ 母を讚ふ
- 母と雜草
- 母の名
- ふるさと
- 夜出で立つと
- いつにでも
- 勝たなければ
- われのみぞ知る
- 母の懷
- 歸省
- ほころび
- あざむく
- 神の如き
- われ母に
- 有難きかな
- 好物
- 母子一躰
- 同行
- 私は知つている
- 有難きに
- 日夲一
- 路の燈火
- 早朝
- 憇ませ
- 永遠の幼兒
- 聖き家族
- 西鄕隆盛
- 闇夜をゆく
- 穉魚
- 呼び聲
- 二つの心
- 默つている手
Ⅵ 救癩使徒行傳 林文雄博士断章