2013年10月、土曜美術社出版販売から刊行された花潜幸の第2詩集。扉絵、装幀は著者。
私は過去をどのように知っているのだろうか。どこかに折り返し点が在るとしたならば、例え記憶の一部にすぎないとしても再会してみたいとの思いからこの詩集を創り始めた。(「あとがき」より)
目次
Ⅰ
- 夜火
- 色水
- ゆきちゃん
- ブナの森
- パーティ
- 青いタイル
- おばけ
- ぼくのしたこと
- 月夜の報告
- 春の為の二つの練習曲(紅い文字)
- (二人の月)
- 薄く冷たい
- 夜の隠しもの
- 勇気は不意に
- 「往復切符で」
- 雛
- 月のみず
Ⅱ
- 月の銃口
- 箱を開ける男
- 名を名乗れ(ず)
- 夜を聴く
- ねつ
- 花を追う
- 覚醒
- 巨匠と遊ぶ
- 堅い頼みごと
- 原理
- 小説の内と外
- 残された記憶
- 仕事組
- 水引の魚
- 星のある部屋
- 読むことの孤独
- 隣の仕来たり
- 猫と蜂蜜
- 父と子
- 水の羊
Ⅲ
- きまりの悪いサンタさん
あとがき