1970年5月、国文社から刊行された徳重敏寛の詩集。付録栞は月村敏行「解体していない視力と言葉――あるカトリシアンの詩集について」。
目次
・第一部
Ⅰ
- 梅林
- 冬芽
- 雲
- 椿の顔
- 椿
- なわ跳び
- 草叢で
- 蔦
- 枯れた葉
- 木の花
- 山
- 呟き
- 夜明け、小鳥たちは叫んでいる
- わたしの詩
- 子供と名前
Ⅱ
- 子供と命令
- わたしの中の詩人
- 葉脈
- 手を伸べる
- 片割れ
Ⅲ
- 女体
- ちらちら
- ロザリオ
- 朝ミサ
- 木の顔
- マンナ
- 詩人
- 夕焼け空
・第二部
Ⅰ家庭とその周辺
- メルヘンの世界
- ナとドウ
- ナ
- 子供の使う最初の言葉
- 仏頂面の信三
- 望まれる
- 吾が息子の神
- 凹
- 彼女
- 蠅叩き
- 肉布団
- ジロリ
- 一人
- 彼ら
- わたしの死
- 木の実
- 朝の惨事
- 雲(1)
- 梅雨仕舞い
Ⅱ学校
- プティ先生
- オジロー先生
- 豚が授業する
- 子供の言葉
- 教生
- Ⅲ過去
- 頬笑み
- 墓碑銘
- ナムアミダブツ
- Ⅳ夢
- 夢の啓示
- 詩と夢
- 耳よりな話
- 夢の女性
- 夢判じ
Ⅲ存在と神
- 石造りの顔
- 賜物
- 雲(2)
- 雲間から
- もの
- そこ
- 励まし
- 神
- 後ろ姿の神
- あなた
- バラ
- 我が愛する人よ
- 「生き方」
- お父さん
- 朝
Ⅳ言葉と詩作
- 言葉
- 聴く
- 命
- 一人とことば
- 詩
- 小鳥の声と詩
- 詩作への情熱
- 終の栖
Ⅴその他
- 変な証明
- 子供
- キリストというのは
- 意志
- 真似る