1956年3月、東方社から刊行された佐々木邦（1883～1964）の長編小説。装幀は田中比左良（1891～1974）。
目次
- 我が村貴し
- 村の七不思議
- 婿候補の群
- 歴史は繰り返す
- 身上と格式
- 浸漸接触の方策
- 帰つて来る第二世
- 近頃賴もしい妹
- 兵は神速を貴ぶ
- 美しい鮎を釣る
- 同窓の誼み
- 狸と狸
- それぞれ伯仲の成績
- 桁違い
- 暗中模索
- 駅頭の運命
- 英語の先生
- 日本人一年生
- 强敵の出現
- 大地に両手をついて
- 無名氏の寄附金
- 攻守同盟
- 男子の一諾
- 親父、乗り出す
- 脅威の感じ合い
- 抗爭運命日
- 秋晴れ続き
- 偽クリスチャンの末路
- 神貫家のクリスマス
- 年頭の幸先
- 耳の痛い話
- 年頭多端
- カルタ会の豪華版
- 也十一訓
- 新築祝いの夕
- 逸早く第一の結着
- 心の傾き
- 狸問答
- バスの中
- 天未だ我を棄てず
- 美人の嫉妬
- 強腰の福間君
- 諸方面紆余曲折
- 常識の判断
- アメリカへやる手紙
- 膝詰め談判
- 子を衞る本能
- 呉越同舟
- クリスチャンの正体
- それぞれの落着
