1991年7月、皓星社から刊行された香山末子(1922~1996)の第2詩集。装幀は藤林省三。著者は韓国生まれ。1945年、栗生き楽泉園に入園。
目次
Ⅰ 消えた足あと
- 消えた足あと
- ため息
- まっかなトマト
- 湯煙のように
- あの日の別れ
- 冬の想い出
- 夢はしっかりそのままで
- 風
Ⅱ おじいさんの本
- おじいさんの本
- 望郷
- 私の洗濯
- 面会
- 演芸会
- 点滴のなかで
- 韓国人の新年会
- 油のように
- 在日四十六年
Ⅲ 目と指
- カラーテレビ
- 昔も今も
- ある日の詩話会
- 空に消えた原稿
- 暗い原稿
- 詩話会を欠席した日
- また外科へ
- 菊
- 大きな枇杷
- やさしいあのひとが
- 私のテレビ
- 宅急便
- エレベーター
- 洗濯
- 真夏の入室
- 大晦日
- 夜の酒
- 年賀状
- 最良の日を待ちながら
Ⅳ 群馬の森で
- 漆紅葉
- 暑い太陽
- ぬけがら
- なつかしい夕陽
- 群馬の森で
- 桔梗
- 漆紅葉
- 雀
- 冬半年
- 暗い内から
- 蕗のとう
- 迷子
- 消えていった足跡
Ⅴ 散文
- 入室
- 入園した頃の思い出
- テレビと洗濯機
末子(マルチャ)の詩の美しさ 村松武司
あとがき
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