1991年10月、六興出版から刊行された山尾三省(1938~2001)のエッセイ集。
目次
- 島の夏
- 種駒打ち
- 下々の下国
- 中退
- ナバ山の雲
- ゲンノショーコの花
- 黄金の実
- 紙漉き
- ずんばい思い
- 温泉行
- 白湯(さゆ)の味
- 鍬を握り、鍬をおろす
- 裸の生命(いのち)
- 少年になった日
- 出産
- 生命(いのち)のるつぼ
- オワンドの海
- 中学二年
- 夕闇がしのびよるひと刻(とき)
- 檜舞台
- わが家の薪係
- 島の宝
- 清貧
- ツワを引く姿
- ボクサー志望
- 乳しぼり係
- 土にまみれて
- 自分自身への夢
- 川遊び
- 言葉の奥にあるもの
- 真実の矢
- 子どものいない街
- 三男の習癖
- あいうえお
- 原木運び
- 卒業式
- 線路はつづくよ
- 屈辱
- かの故郷の世界の夢
- もうひとつの学校
- 海
- 火の太古
- 母の死
- 花に囲まれて
- 掌を合わせる
- 道人の笑顔
- 暖かい風に吹かれて
- 文明の魔笛
- 廃村の地鎮祭
- 火を焚く
- 羽根をもがれた虻
- 踊我(よが)へ
あとがき